在庫ロスの種類や計算方法など知っておきたい基礎知識を紹介

事業を続けていくためには利益を出すことがとても重要です。利益を出すためには売上を伸ばすことも大切ですが、同時に費用を抑えることも必要となります。今回は費用を抑えるために考えたい「在庫ロス」に注目して記事にしたいと思います。在庫ロスが多いと利益に大きく影響を与えるため、在庫ロスの軽減に向けて基本知識や対策について詳しくご紹介します。

 

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在庫ロスとは何か

在庫ロスとは在庫から発生する損失を指します。例えば商品を20個買いに来たお客様に対して商品はお店になく欠品していた場合などです。この場合、在庫をしっかり用意しておけば損失ではなく利益をあげることが出来ました。また、賞味期限があるなど時間と共に価値が下がる商品に対して値引きや破棄した場合も該当します。在庫ロスが多いと費用ばかりがかさみ、経営を圧迫してしまうため改善が必要です。

商品ロスとも呼びますが同じ意味です。

会計処理は「棚卸減耗損」

会計処理上、在庫ロス(商品ロス)は「棚卸減耗損」という項目で計上をします。棚卸減耗損とは、棚卸を行った結果、実際の在庫数量が記録している帳簿より少ない場合の金額の差を表しています。

例えば 

  • 実際の在庫数が98個しかない
  • データ上は100個ある
  • 単価は100円

    という場合は200円の棚卸減耗損で処理します。

    「棚卸減耗損」と「商品評価損」の違い

    在庫ロス(商品ロス)の会計処理でもう1つ商品評価損という項目があります。これは時間の経過などによって価値が下がってしまう商品に使用し、商品を購入した時の原価よりも売却時点における時価の方が低い場合の金額の差を表しています。前述した棚卸減耗損との違いや計算方法を下記にまとめてご紹介します。

    Point
    棚卸減耗損:帳簿上の数量より実際の数量が少ない場合の差
    商品評価損:購入時の商品価値よりも決算時の商品価格が低下した場合の差

    計算方法
    棚卸減耗損=(帳簿棚卸数量-実地棚卸数量)×@原価
    商品評価損=(@原価-@時価)×実施棚卸数量

    具体例

    • 帳簿棚卸数量:100個
    • 実地棚卸数量:900
    • 原価:@600円
    • 売却価額(時価):@500円

    棚卸減耗損は、
          6,000円=(100個-90個)×@600円
    商品評価損は、
          9,000円=(@600円-@500円)×900個

    3種類の在庫ロスについて

    3種類の在庫ロス(機会ロス、廃棄ロス、棚卸ロス)

    在庫ロスは大きく分けて3種類あります。次にそれぞれ詳細を説明していきます。

    機会ロス

    機会ロスとは商品(在庫)があれば売れていたのに、商品が欠品していたり不足しているために販売する機会を逃し、本来得られたはずの利益が得られなかった(売り損なった)損害をいいます。実際の会計上には現れない損害であり、表面上では見つけにくいロスです。また、機会ロスが発生するとお客様の期待や信頼を失い顧客を減らしてしまうことにも繋がってしまうでしょう。

    機会ロスの主な原因は2つあり、顧客のニーズをきちんと汲み取れていないこと・在庫管理自体を疎かにしていることです。顧客のニーズをあらかじめ考慮して在庫を管理しておくことができれば、在庫の欠品や不足での機会損失のリスクは防ぐことができます。更に在庫管理をしっかりしておけば、商品がどこにあるかわからずお店に並んでいないといったケースも回避できるでしょう。

    廃棄ロス

    廃棄ロスとは仕入れ過ぎにより、商品の品質保持期間(賞味・消費期限など)の超過で値引きや破棄した際の損害をいいます。廃棄することは、仕入時や管理などで支払ったコストや費やした作業工数を捨てることになります。また廃棄すること自体にも更にコストが掛かってしまいますので、マイナスが大きくなるといえるでしょう。
    廃棄ロスと機会ロスは密接に関係しています。廃棄ロスをなくしたいと思うがあまり、仕入れを少なくしすぎるとかえって機会ロスを生み出してしまい、顧客の期待を裏切ってしまいます。いかに廃棄ロスを最小限にしながら、機会ロスをしないようにしていくかといった適正在庫を見極めることが大切になってくるのです。

    棚卸ロス

    棚卸ロスとは定期的に実施する棚卸の結果、実際の在庫よりも帳簿上の在庫が少ない時に起きる損害をいいます。主な原因は普段の小さな間違いによって起こります。例えば検品・棚卸・返品・発送などの数量把握のミス、データの入力ミス、破損や不良品の報告漏れです。

    これらは商品を扱う担当者への教育や指導の徹底により、減らすことができるでしょう。

    在庫ロス率の計算方法

    在庫のロス率の計算方法は売上高におけるロス金額の割合で計算します。商品の在庫管理を怠ったり・販売計画が適正でなかった場合はロス率が上がります。

    計算方法
    ロス高=(販売金額)×(ロス個数)+(値引き金額)×(値引き個数)
    在庫ロス率(%)=ロス高÷売上高×100%

    計算の具体例

    下記の場合で考えてみましょう。

    • 原価500円の商品50個
    • 販売価格1,000円で20個、800円で20個
    • ロス10個

    ロス高(販売価格ベース)は、
         26,000円=(1000円×10個)+(800円×20個)
    売上高は、
        36,000円=(1000円×20個)+(800円×20個)
    ロス率は、
        72.2%=26,000円÷36,000円×100%  

    在庫ロスの発生を防ぐ方法

    では、在庫ロスはどのようにして減らせばよいのでしょうか。この記事では在庫管理システムを活用する方法と人為的に発生するロスへの対策をご紹介します。

    在庫管理システムを活用する

    廃棄ロスや機会ロスを削減するには、在庫管理をしっかりと行い、適正在庫を維持し続けれる状態にすることが重要です。顧客ニーズはシーズンごとや曜日・時間・天気・流行などによって変動します。そのニーズを考慮して最適な量の発注を行うことが廃棄ロスと機会ロスの削減に繋がります。

    そこで在庫管理システムの活用が役立ちます。徹底した在庫管理には日々の入出庫数や在庫数をリアルタイムに把握する必要があります。在庫管理システムは、いつ、何が、どこに、いくつあるかといった在庫データの管理はもちろん、入出庫データの管理や不良在庫・返品の管理など在庫管理業務の自動化とデータの一元管理を実現することが可能です。

    紙やエクセルなどを使用して管理することも可能ですが、在庫管理システムを使用する方が入力ミスや漏れなどヒューマンエラーの発生するリスクが軽減します。在庫管理システムの中でもおすすめなのがクラウド型の在庫管理システムです。おすすめの理由として、以下が挙げられます。

    • ネット環境があればどこからでも操作可能
    • 複数人での管理が可能
    • 導入費用、月額費用ともに低価格
    • 導入までがスピーディー
    • 月単位からの短期間での契約が可能
    • 導入前に、無料お試しで体験できる

    在庫データが正確に可視化されるうえ、分析にも使用出来るシステムが多く顧客ニーズの把握にも活用できます。分析は精度の高い需給予測を立てることに繋がり勘に頼らない発注が行えるので、常に適正在庫を維持しやすくなるでしょう。

    人為的に発生するロスにも対策を

    万引きや内部不正などでも在庫ロスが発生します。起きてはいけない事ですが、このような在庫ロスを防止するには、店内や在庫を格納する倉庫に監視カメラなど監視システムを導入して顧客や従業員が不正できない環境にすることが大切です。更に従業員には業務前に持ち物チェックをしたり、採用時に誓約書を作成したりするのも有効な対策だといわれています。

    また検品・棚卸の数え間違いといったミスも在庫ロスに値します。こういったヒューマンエラーを防ぐにはピッキングツールの使用もおすすめです。在庫管理システムにはピッキングリストが作成できる機能があったり、ハンディターミナルやスマートフォンからバーコードなどを読み取り検索できるシステムもあるので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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