KG ZAICOはどんな会社に選ばれているのか-導入企業に共通する特徴とは
- 会社・団体名
- 兼松株式会社
- パートナー種別
- 再販・取次
兼松株式会社(以下、兼松)が2022年から提供する在庫管理ソフト「KG ZAICO」は、製造業をはじめ、さまざまな企業の在庫管理を支援してきました。導入企業を見ていくと、業界や企業規模だけでは語れない共通点があるといいます。どのような課題を抱える企業に、KG ZAICOが選ばれているのでしょうか。

兼松の稲岡様に、導入企業の特徴と、現場で選ばれるサービスを作るまでの試行錯誤について伺いました。
業界ではなく「課題」で選ばれるKG ZAICO
稲岡様:業界や企業規模で分けるのではなく、まずは当社がこれまでビジネスを展開してきた領域のお客様を中心にご提案しています。
当社では、食品や機械、化学など幅広い分野でメーカーや製造業のお客様と取引があります。その中でも、これまでエクセルなどでモノの管理をしていたような企業には、KG ZAICOを提案しやすいと感じています。
在庫管理は、販売する商品の管理だけではありません。たとえば製造業でも、原料や部品、製造現場で使用する物品など、さまざまなモノの管理があります。業界を限定するというより、物品管理の方法を見直したいお客様に幅広く提案できるサービスだと考えています。
稲岡様:今の業務に非効率さを感じているお客様が多いですね。
在庫管理では、入出庫の記録や棚卸、現在どれだけ在庫があるかを確認する作業があります。紙やエクセルで管理していると、入力や転記、確認といった手作業も発生します。
一つひとつの作業は大きくなくても、日々積み重なると現場の負担になります。こうした入出庫や棚卸などの業務を、どれだけ楽にできるかという視点でKG ZAICOを検討されるケースは多いと思います。
導入のしやすさを左右するのは、企業規模よりも「推進者の有無」
稲岡様:会社の規模よりも、導入を推進してくれる方がいるかどうかのほうが大きいですね。トライアルをして、「この業務がこう変わる」と社内で説明し、必要な予算を取って導入まで進めてくれる方がいないと、なかなか前には進みません。
稲岡様:必ずしもそうではありません。小さな会社なら経営者かもしれませんし、大手企業でもIT部門の方ではなく、資材部門や製造部門など、現場に近い方が中心になって進めるケースもあります。
実際、IT人材が潤沢にいるお客様の方が少ない印象です。だからこそ、システムの機能を説明するだけではなく、今の業務を聞きながら「こうすれば改善できます」と一緒に運用を考えることが重要だと思っています。
システムの提供にとどまらない、業務全体を見た改善提案
稲岡様:KG ZAICOのシステム自体を評価していただくことももちろんありますが、業務改善まで含めて提案できる点も評価いただいています。
お客様によって、在庫管理の方法も、その前後の業務も異なります。そのため、まず「今どのような業務をしていて、どこに困っているのか」を伺ったうえで、KG ZAICOをどう活用するか考えます。
さらに、必要に応じて外部サービスなどと組み合わせることで、在庫管理だけではなく、その周辺の業務も含めて効率化していきます。単にKG ZAICOを導入いただくのではなく、受注から在庫管理、発注まで一連の業務を見たうえで、お客様ごとのDXを支援する。そこが私たちの強みだと考えています。
稲岡様:あるお客様では、以前はエクセルを使いながら、受注データの登録や発送依頼などを手作業で行っていました。
そこで、外部から届く注文データを取り込んだ後の処理を自動化し、KG ZAICOの在庫情報を見ながら発注判断までできる仕組みを構築しました。手作業だった登録業務の軽減や、欠品防止にも繋がっています。
KG ZAICOの導入事例はこちら
「なぜ兼松から買うのか」、試行錯誤から生まれた提供価値
稲岡様:立ち上げ当初から大きな課題だったのが、「なぜオンラインで直接契約できるzaicoではなく、あえて兼松からKG ZAICOを買っていただくのか」という部分でした。同じシステムを扱っている以上、兼松から買っていただく理由を作らなければなりませんでした。
:まず、値段を下げて売るという選択肢はありませんでした。それでは事業として続きませんし、お客様にとっても「兼松から買う意味」にはならないと思ったからです。
そこで先ほど申し上げたように、システム単体を販売するのではなく、お客様の業務を理解し、KG ZAICOを軸に他のサービスやシステムも組み合わせながら、どう改善できるかまで提案することが重要だと考えるようになりました。
稲岡様:実績が少ない時期は、システムの機能だけを説明しても、お客様に「導入する意味」を感じてもらえないこともありました。そこで、機能紹介よりも先に、お客様の業務のどこに手間がかかっているかを徹底的にヒアリングしました。
提案先の業種や業務が広がるにつれ、「この業種ならこの課題が多い」「このケースなら他システムとの連携が効く」といった型が見えてきて、今の提案スタイルに繋がっています。
パートナー企業の強みと、zaicoをどう掛け合わせるか
稲岡様:自社の本業や強みとzaicoを上手く掛け合わせられるか、という視点は大事だと思います。
たとえば、病院に物品を販売している卸会社であれば、すでに病院との関係や業界の知識があります。そのお客様が在庫管理に課題を抱えていれば、本業で築いてきた関係性を生かしてzaicoを提案できます。
単に「多くのお客様にアプローチできる」というだけではなく、「この業界の業務を理解している」「この領域のお客様との信頼関係がある」といった強みがある方が、提案にも繋げやすいと思います。
我々も、最初から現在の提案スタイルができていたわけではありません。お客様への提案を重ねながら、KG ZAICOと相性の良い領域や使い方を見つけてきました。それぞれの企業が持つ顧客基盤や業界の知見とzaicoを組み合わせることで、既存のお客様に対する新しいDX支援にも繋げられるのではないかと思います。
自社の強みとzaicoの掛け合わせで、新たなビジネスチャンスが生まれる
KG ZAICOが選ばれる背景には、業界や企業規模ではなく、「モノの管理に課題を感じているか」「導入を推進してくれる人がいるか」という、企業ごとの事情に寄り添った見極めがありました。
もう一つ欠かせないのが、システムを提供して終わりにしない姿勢です。業務を丁寧に聞き取り、必要であれば他のサービスとも組み合わせて提案する。この積み重ねが、「なぜこの会社から買うのか」という問いへの答えになっていました。
こうした見極めと向き合い方は、これから協業を検討いただく企業にとってもヒントになるのではないでしょうか。すでにお客様との関係や業界の知見をお持ちであれば、そこにzaicoを掛け合わせることで、これまでにない提案の形が生まれるかもしれません。
