意図しないデータ消失を防ぐ、ちょっとした変更の話(zaicoカイゼンの裏側)

こんにちは!zaicoカスタマーサクセス(CS)チームです。

zaicoではユーザーのみなさまからご要望をいただいたことや、お困りだと思われることを日々少しずつカイゼンしています。
ここでは、zaicoがどういう意識や意図をもってカイゼンを進めてきたか、少しだけお伝えしてみようと思います。

 

今年1月にこういうアップデートがありました。

【Web】データ初期化時にメールアドレスの確認が必要になりました | zaico

  

背景

多くの方にとっては「関係ない」と思われる些細な変化かもしれませんが、このカイゼンの目的は、ある重大なトラブルを解決することにありました。

zaicoのデータ初期化では、在庫データをはじめ様々なデータがリセットされます。基本的には、日常的に利用することのない機能です。

ただ、以前よりzaicoでは、一社で複数のアカウントを契約し、片方を定期的にリセットする……など、データ初期化を日常業務にふくむような運用方法がとられている場合がありました。

そのため、以前のUI(画面デザイン)では、「別のアカウントと誤って初期化の作業をしてしまい、必要なデータが消えてしまった!データ復旧もできない!」という取り返しのつかないトラブルが発生していました。

頻度は高くないものの、とてもクリティカルな問題ですよね。
ですがたしかに、作業に慣れてしまうと、アカウントの切り替えなどの細かいところを確認しそびれることもあります。

  

カイゼンの意図

そこで、CSチームはエンジニアと相談し、どうしたらアカウントを間違えずにちゃんと確認ができ、しかもだれにとっても複雑すぎないフローに変えられるか考えました。

その結果として行われたのが、データ初期化のボタンを押したあとに、メールアドレスを入力するアラートが出るようにするアップデートです。

また同時に、「あとで復元できると思ってバックアップをとらずに消してしまった」などの事態を避けるため、事前にデータをエクスポートすることを強くすすめる文言とリンクも追加しました。

在庫管理の要はデータがきちんと存在していることです。
それが意図しない形でなくならないことを目指した、小さなカイゼンの裏側でした。

  

お気づきの点をご連絡ください

今後もみなさまの業務効率化のためにカイゼンを行ってまいりますので、お気づきの改善点やご要望などありましたらぜひご連絡ください!