【社内ハッカソン】Xcode Cloudの導入

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はじめに

こんにちは。ZAICO開発チームです。

先日弊社で行われた社内ハッカソンにて、iOSアプリ開発のCI/CDサービスとしてXcode Cloudを導入したのでご紹介します。

背景

Xcodeを用いたiOSアプリ開発においてはmacOSを利用する必要がありますが、多くのCI/CDサービスではmacOSの料金が高く設定されています。

弊社ではCircleCIを利用していますが、iOSの料金が目立ってきていたところでした。

また、CircleCIで特定のワークフローを手動で実行できるようにしていますが、どうしてもポチポチするボタンのステップ数が多く、そのためにCircleCIを開くのも手間です。

Xcode CloudではXcodeやAppStoreConnectからワークフローを実行することができ、料金も既存より抑えられることが分かったので導入することにしました。

実行方法

Xcode AppStore Connect

普段の開発で利用しているサービスで実行できるのは良いですね。

UIテスト結果をスクリーンショットで確認することもできます。

Xcode Cloudについて

Xcode Cloudは証明書を勝手に発行し、プロビジョニングプロファイルを毎回裏で発行しているような挙動です。

CI/CDサービスからテストフライト配信を行う場合、どうやって証明書をサービス側に渡してあげるのかが悩ましいポイントですが、それを何もせず解決できます。

一方でXcode Cloudはかなり制限の多いサービスです。Homebrewしか入っておらずキャッシュができないので、ビルド前に毎回CocoaPodsのインストールから行っています。

そしてビルド/アーカイブ/テスト/分析といった4つのアクションしか用意されていません。

現状はXcode Cloudからは難しく、Linux上で動くようなLinterやバージョン更新は他のサービスを利用するのが良さそうに思います。

最後に

Xcode Cloudは2023年12月末まで最安プランが無料です。

みなさんも導入をご検討ください。

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