写真を“撮るだけ”でAIが物品を特定する新機能!棚卸や入出庫がカンタンに

株式会社ZAICOが提供するクラウド在庫管理システム「zaico」は、スマートフォンで写真を撮るだけで瞬時に物品を特定する新機能「撮るだけAI在庫管理」を2025年6月30日(月)より提供開始いたしました。
この機能によって、これまでの入庫・出庫作業や棚卸にかかっていた時間を大幅に削減することが期待できます。
新機能「撮るだけAI在庫管理」とは
「撮るだけAI在庫管理」は、AIによる高度な画像認識技術とOCR(光学文字認識)技術を組み合わせることで、スマートフォンで撮影した画像から物品を自動で認識・特定できる新機能です。クラウド在庫管理システム「zaico」のスマートフォンアプリに搭載され(※1)、迅速かつ正確な物品特定を実現します。
(※1)今回のリリース対象はiOSアプリのみとなります。Andriodにも順次対応してまいります。
また、すでにzaicoをお使いのお客様は、新機能がアプリに搭載されるまで最長で1週間かかる場合があります。ただし、AppStoreからアプリを直接アップデートいただくことで、新機能をすぐにご利用いただけるようになります。
使い方(簡単4ステップ)
①モバイルアプリ版zaicoアプリを立ち上げる
②物品の写真を撮る
③特定された在庫データが表示される
④在庫数を入力し、完了
▼撮るだけAI在庫管理 デモ動画はこちら
本機能の特長
①高速性
スマホで撮影するだけで、即座に物品を特定します。本機能を使った棚卸の実験では、手作業による記録と比較して、物品1個あたりの記録時間を平均15分の1にまで短縮することに成功しました。
②高精度
適切な撮影条件下で97%という高い特定精度を誇ります。補助機能として、特定が困難な物品は複数の候補を一覧表示し、画面上で正しい物品を選択することも可能。より確実な特定が必要な場合はバーコードスキャンに切り替えることもでき、実質的にほぼ100%の運用精度を実現します。
③簡易性
専門知識は必要なく、直感的なスマホ操作で誰でも簡単に使えます。
本機能の活用効果
「撮るだけAI在庫管理」は、棚卸および入庫・出庫記録の大幅な時間短縮、精度向上、教育コスト削減に貢献します。具体的な活用効果は下記のとおりです。
- 作業時間の短縮
- 棚卸:物品リスト(紙やExcel)と実在庫を目視で照らし合わせる作業や、システムへの手入力にかかる手間と時間を削減します。
- 入庫・出庫:物品の特定、数量の確認、システムや帳簿への記録作業にかかる手間と時間を削減します。
- 検索:類似品が多い場合や、知識の少ないスタッフが物品を探すときにかかる検索時間を短縮します。
- ヒューマンエラーの防止
- 棚卸や入出庫の際、手作業により発生しがちな物品の取り違えや入力ミスを防ぎ、在庫データの正確性を担保します。
- 教育コストの削減
- 在庫管理業務における、新人スタッフへの教育にかかる時間とコストを削減します。
- バーコードスキャンの代替
- 「バーコード面を探すのが手間」「バーコードが汚損して読み取りが難しい」「そもそもバーコードがない」といった場合の代替手段として利用できます。
【従来手法との比較】
「撮るだけAI在庫管理」をご利用いただけるプラン
「撮るだけAI在庫管理」は、zaicoの有料プランをご契約いただいているすべてのお客様にご利用いただけます。
▼zaicoの料金プラン一覧はこちら
https://www.zaico.co.jp/plans/
なお、ご契約プランに応じて、本機能のご利用可能回数が異なります。詳しくはお問い合わせください。
今後の展開
- AIモデルおよびアルゴリズムの改良・アップデートを重ね、画像認識の精度をさらに向上させてまいります。
- 複数画像への対応を予定しております。さまざまな角度から撮影した写真をzaicoに複数登録しておくことで、画像認識の精度がさらに向上します。
- Androidアプリへの対応も順次進めてまいります。
業種業界を問わず、在庫管理業務を抱える現場の負担軽減に貢献してまいります。「撮るだけAI在庫管理」の今後の進化にぜひご期待ください。