4/25 カネは分散、モノは集中

今までは、中央集権的に銀行でお金を管理していました。そして、国家も自国の通貨を発行し、中央で管理しています。

これは、セキュリティーや、効率の観点からまとめて一箇所で管理した方が良かったからです。

しかし、2009年にうまれたブロックチェーンによって、中央集権的に管理する主体がなくとも、経済価値のある暗号通貨が流通可能な事が示されました。ビットコインは今まで一度もシステムダウンしておりません。

この中央集権的な管理から中央のいらない分散型管理が可能になったことによって、今までの管理コストがおおいに減る可能性があり、まだ発展途上ではありますが、いろいろな所で実証実験がされています。

このカネの分散型管理の流れの一方、モノの管理は同じように分散型になるのでしょうか?

答えは否です。

考えると、明瞭ですが、モノは一個ずつ運んだりするより、まとめて運んで一箇所に集めて、そこから、必要に応じて配送する方が効率的です。通貨は交換ツールに過ぎないのでデジタル化できますが、モノは人にわたって初めて活きるからです。

なので、モノは益々集中的に管理されるようになるはずです。

また、何かを集中的に管理する事は権力の源泉になります。

ということは、今後は国や銀行の相対的価値は下がり、物流に権力が集中するのではないでしょうか?アマゾンが強いのは物流をおさえているからとも言えそうです。

在庫管理をスマートに