余剰在庫をそのままにするリスクや3つの対処方法を詳しく紹介

在庫を管理していく上で最も恐れることは欠品です。 

在庫管理の担当や仕入れ担当になると、欠品を過度に意識してしまい、つい発注を多くしてしまいがちです。しかし、在庫をたくさん持ちすぎてしまい「余剰在庫(よじょうざいこ)・過剰在庫(かじょうざいこ)」を持ってしまうことも。

余剰在庫は簡単に言うと売れ残った商品のことです。似たような言葉に「滞留在庫(たいりゅうざいこ)」があります。余剰在庫や滞留在庫を抱えると会社のキャッシュフローは悪化します。

この記事では余剰在庫と滞留在庫の違いや、それらを抱えるリスクと対処法について紹介いたします。

余剰在庫、滞留在庫でお困りの方はぜひ参考にしてください。

 

余剰在庫とは?

余剰在庫とは、簡単に言うと「売れ残り商品」のことです

販売目的で仕入れた在庫(商品や部品)が、倉庫などで必要以上に保管され続けている状態です。売れ残りではありますが、今後売れる見込みはある商品ため、在庫リスクとして直ちに問題になるわけではありません。 

しかし売れる商品であっても在庫数が多すぎると余剰在庫になってしまい、利益を圧迫する要因になります。

 

余剰在庫と滞留在庫の違いとは?

滞留在庫とは、売れる見込みのない、需要がない商品のことです。 例えば食品では賞味期限を迎えるものや、損傷・破損などにより販売できなくなったものが該当します。

余剰在庫と滞留在庫の一番の違いは、今後売れる見込みがあるか無いかになります。 

 

余剰在庫や滞留在庫をそのままにするリスク

在庫管理する上で、つい欠品や納期を心配するあまり、必要以上に在庫を確保してしまうケースも少なくありません。

余剰在庫や滞留在庫が存在すると、 会計処理上の損失はなるのはもちろん、 保管場所を圧迫したり、管理費が増えるなどの効率的な在庫の保管・管理に悪影響を与え、人件費などのコスト増の問題にも繋がります

管理・維持コストがかさむ

在庫を管理・維持するためには様々なコストがかかります。

余剰在庫や滞留在庫で在庫数が増えると、倉庫の保管スペースがさらに必要になるため倉庫代(賃貸料)、光熱費が増加します。

さらに保管スペースを圧迫するため、棚卸しやピッキングなどの在庫管理の邪魔になります。 余計な作業が発生するため人件費も高くなります。 

また在庫も全て資産として計上されるため、在庫数が多くなると支払わなければならない税金も高くなります。

収支の悪化をまねく

在庫はそのままでは赤字です。販売されて初めて収益・利益を出すことができます。

余剰在庫や滞留在庫などの収益化されない在庫が増えると、仕入原価の金額が、売上金額よりも大きくなってしまい、仕入原価を回収できなくなります。利益を出せないと会社の経営は傾いてしまいます。

商品の価値が下がる

余剰在庫や滞留在庫が溢れ、商品の保管期間が長くなるほど、商品の売るタイミングが過ぎて価値が無くなっていきます。

例えば、食品の場合は賞味期限などによって品質が落ち、アパレルの場合は、流行やシーズンが過ぎることによる陳腐化をまねきます。

また在庫管理も期間が長いほど適切な管理が難しくなるので、紛失や破損などを引き起こし品質劣化をまねきます。

在庫に対する感覚が麻痺する

余剰在庫や滞留在庫が改善されない状態が続くと、その状態に慣れてしまいます。

在庫で溢れている倉庫内で、ピッキングや在庫管理の業務を遂行することは難しくなります。その状態が続くと社員や作業に関わる人の在庫に対する意識が麻痺して、作業が雑になり、さらなる不適切・非効率な在庫管理につながり、悪循環を引き起こします。

 

余剰在庫や滞留在庫を削減するための3つの対処法

需要予測などに基づいた適切な在庫管理によって減らすことができます。在庫管理システムなどを導入することで、簡単に改善することも!

では既にある余剰在庫や滞留在庫は、どのように処理をすれば良いのでしょうか。ここでは、具体的な対処方法を紹介します。

値下げして売る

余剰在庫の場合は、まだ売れる見込みがある商品のため、定価では売れなくても値下げすれば売れる可能性は高いです。

「値下げ」に反応する消費者は多く、値下げをすることで、余剰在庫を一気に販売することもできます。

ただし、値下げが常態化すると、値下げ前の価格では買ってもらえなくなってしまいます。つまり元の商品の価値を下げてしまうため注意が必要です。

セールのような期間限定で値下げを行うなどタイミングを考えましょう。

また値下げ幅が大きいとブランドイメージの低下や消費者の買い控えを招くため、適切な値下げ幅も工夫する必要があります。

アウトレットで売る

アウトレットは、通常の価格で販売できないものをお得な価格で売る前提の販売形態です。 

値下げやお得が前提になっているため、 値下げセールよりもブランドイメージの低下のダメージが少なく、消費者には魅力です。

余剰在庫や滞留在庫も、通常価格では売れなくなった商品のため、アウトレットとの相性は良いです。例えばアパレルの場合、シーズンが過ぎてしまったものや、少しの劣化でも通常よりも安く買えるメリットを消費者は感じるため、大きな需要があります。

アウトレットの販路がある場合は上手に活用すると良いでしょう。 

業者に買取を依頼

売れる見込みの無い商品である滞留在庫は、取引先を限定しなければ、需要がある業者もいます。滞留在庫が多い場合は、その商品を買い取ってくれる業者を探してみましょう。

それでも売れない場合は、在庫処分業者に依頼します。

在庫処分業者なら、 値下げやアウトレットで売るより利益は見込めませんが、 収益化できない在庫を現金化することができます。

お金に変換できないものは最終的に廃棄も選択する必要があります。余剰在庫も滞留在庫も会社の資産ではありますが、コストばかりかかるなら手放す方が良い場合もあります

余剰在庫や滞留在庫を増やさないための対策

これから余剰在庫や滞留在庫を増やさないためには、以下のようなポイントがあります。

  • 需要予測の精度を上げる
  • 発注ミスをしない
  • 在庫管理を適切に行う
  • 組織部門間の連携をとる

最初に改善するのは、発注数が多すぎる可能性です。単純な数量の発注ミスが原因となることもありますが、天候や季節、流行などの一過性の社会的影響など、商品が販売可能数は外的要素で増減します。発生した余剰在庫や滞留在庫がこれらが原因でないか解明して 、改善していく必要があります。

また同じ社内でも、製造・販売・経理ではそれぞれ 在庫に対する考え方や意識が異なります。 大切なのはそれぞれの部門間でコミュニケーションをとり、適切な販売計画に則った在庫を管理することです。

倉庫内の在庫を保管する場所が整理されておらず、 棚卸しやピッキングが正常にできない状態になると、 在庫管理の業務も煩雑になり正しく在庫管理できなくなります。整然とした倉庫になっていない場合は、倉庫の管理も見直す必要があります。

 

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