RFIDを在庫管理に導入する費用対効果とは?

在庫管理アドバイザーの岡本です。

 

RFIDを使うメリットはどれくらいあるか?

ということを試算してみましょう。

 

まず、気になるのがRFIDのコストです。

RFIDには、用途に応じてサイズや耐久性など様々なタグが

ありますが、一般的なタグでは1枚当たり3~5円くらいです。

仮に5円と設定します。

 

RFIDは商品1つ1つにタグを付けなければいけません。

在庫点数が1万点あれば、50000円です。

 

ここからが本題です。

ユナイテッドアローズの例では、棚卸作業に1店舗当たり平均86.5人時を要していたそうです。

「人時」とは1人の人間が1時間働く分の仕事量のこと。

86人時の仕事を1人で棚卸をやれば、86.5時間かかる。2人でやれば、23.25時間かかるという

計算になります。

 

バイトに棚卸作業を任せたとして、

バイト時給1500円とすると、1店舗で1回当たりのコストは、

1500×86.5 =129,750円

1回当たり約13万円のコストが掛かっています。

従業員の場合は、もっと時給が高いので、コストが1.5~2倍近くになるでしょう。

 

実はさらに隠れたコストが掛かっています。

棚卸しは、営業時間外で行うことが多いので、必然的に

深夜手当や休日出勤手当が加算されます。

深夜であれば25%割増し、休日出勤であれば35%割増しです。

先ほど、約13万円のコストでしたが、

深夜ですと162500円、175500円に跳ね上がります。

 

また会社によっては、営業終了後ではなく営業時間を短縮したり、

お店を休んだりして棚卸しを実施します。

 

営業時間を短縮したり、お店を休むということは、その分営業ができなくなるので、

人件費がかかるだけではなく、「売上」にも影響します。

 

ユナイテッドアローズの場合、1店舗当たりの1日の売上は約23万円です。

仮にお店を休んで棚卸をすると23万円の売上を逃したことになります。

※ユナイテッドアローズIR情報 グリーンレーベル リラクシング(2017年)より試算

 

先ほどの人件費と合わせると、お店を休んで棚卸をした場合の損失は、

13万円+23万円=36万円です。

タグの枚数に換算すると、72000枚分です。

 

さらに、人間が手作業で棚卸をした場合、数え漏れなどのミスが

起こり、精度も下がります。

 

目の前のRFIDの導入費用だけを考えれば高いですが、費用対効果を

考えると、意外と問題無いケースが多いように思います。

 

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