「クラウド在庫管理システムzaico」を利用する際の基本的なステップとして「在庫データの登録」をする必要があります。
zaicoのさまざまな機能を利用するには、登録した在庫データを活用することが基本になり、そのためには在庫データの登録をまずしなければならないからです。
zaicoへの在庫データの登録方法は複数ありますが、最も基本的な登録方法であるPCから手動で在庫データを登録する方法を確認していきましょう。
zaicoに在庫データをPCから手動登録する方法とは?
zaicoに在庫データを登録する方法には、下記の方法があります。
- PCから手動登録
- エクセルデータを取り込んで登録する
- CSVデータをインポートして登録する
- おまかせAI機能を使って登録する
- モバイル・スマホを使って登録する
どの方法で在庫データを登録するかは自由ではありますが、エクセルやCSVを利用する場合はこれらのファイルを用意しなければできません。
手動での在庫データの登録方法は手間だと感じるかもしれませんが、在庫の基本操作を覚えるためであったり、20個程度のデータ登録で済む場合や新しくデータを何個か追加する際にはPCから手動で在庫データを登録するのは適した方法だといえるでしょう。
また、在庫データを登録する前にしておきたいことやzaicoの事前にしておきたい設定項目についても先に確認しておくとより理解が深まるかもしれません。
zaicoの在庫データ登録画面と基本項目の内容
zaicoにログインをしたら上記の画面が表示されます。
手動で在庫データ登録をする場合、直接データ入力の「新規登録」へボタンを押してください。
上記画像のように在庫登録の画面が表示されたら、項目を埋めて在庫データの登録を進めます。
項目は画像左側から、
- サムネイル画像(物品画像に登録したものが表示されます)
- その他の写真・ファイル
- 物品名
- カテゴリ
- 状態
- QRコード・バーコードの値
- 備考
- グループタグ
- 仕入単価
- 納品単価
- ユーザーグループ
- 在庫数
- 発注点
- 保管場所
- 単位
- バリエーション
があります。
それぞれの項目について解説します。
※項目の基本的な意味合いや設定内容を紹介しますが、自由に用途に応じて活用していただいて構いません。
サムネイル画像(物品画像)
登録する物品の画像があれば設定してください。
画像で分かりやすく管理したいなどの場合は画像を用意して設定するといいかもしれません。
その他の写真・ファイル
サムネイル画像以外の画像やファイルを必要に応じて設定してください。
物品名
登録する管理対象物品がわかる名称を設定してください。
カテゴリ
カテゴリは、登録する物品のジャンルと考えて設定してください。
例えば、部品なのか、製品なのか、保管品、消耗品なのかなどを設定するといいかもしれません。
状態
登録する物品の状態、扱いを設定してください。
例えば、新品、予備品、廃棄品、販売不可、自社用などを設定するといいかもしれません。
QRコード・バーコードの値
手入力の場合はバーコードのJANコードなどの数値を入力してください。
QRコードの値の入力もできますが、入力しない場合は在庫データ登録の際に自動で付与されます。
備考
自由にメモや情報を記載してください。
必要ない場合は空欄で問題ありません。
グループタグ
ミニマム・ライトプランでは制限がある機能になります。
制限なく使用する場合は上位プランへの移行が必要になりますので、ミニマム・ライトプランの場合は設定不要です。
仕入単価
購入した時の単価を入力します。
発注や金額の管理が不要な場合は空欄で問題ありません。
納品単価
販売する際の単価を入力します。
販売する予定がない場合は空欄で問題ありません。
ユーザーグループ
使用する人や登録する物品を扱うグループを任意で設定します。
例としては、第一倉庫、第二倉庫など担当領域や所属別に管理したい場合などに設定するといいかもしれません。
在庫数
登録した物品の数を入力してください。
発注点
発注点の設定になります。
設定した数になった際に発注アラート機能を使用する場合に設定が必要になり、ライトプランから利用可能です。
保管場所
登録した物品がある場所、保管する場所を入力してください。
単位
登録した物品の単位を設定してください。
デフォルトでは「個」「箱」が選択できます。
その他の単位も登録することで設定可能です。
バリエーション
ミニマム・ライトプランでは制限がある機能になります。
制限なく使用する場合は上位プランへの移行が必要になりますので、ミニマム・ライトプランの場合は設定不要です。
zaicoに最低限の在庫データをPCで手動登録する方法
zaicoにPCで在庫データを手動登録する際に、最低限の項目を埋めて登録するパターンを確認していきましょう。
在庫データの登録で最低限は埋めるべき項目は下記です。
- 物品名
- 在庫数
- 保管場所
- 単位
在庫登録をまずしてみたい場合はこれらの項目を埋めて操作や挙動を確かめてみましょう。
入力例として、
- 物品名に「入力サンプル」
- 在庫数に「1」
- 保管場所に「倉庫」
- 単位に「個」
を入力・設定しています。
これらを入力後に「登録する」ボタンを押すと下記画像のように登録されます。
これで最低限の物品名、在庫数、単位設定、保管場所を記録したデータが作成されます。
zaicoに在庫データを全項目入力してPCで手動登録する方法
最低限の項目が設定できたら、全部の項目を入力したパターンも確認してみましょう。
在庫データ登録の手順までは同様で、埋める項目は下記に増えます。
- サムネイル画像
- その他の写真・ファイル
- 物品名
- カテゴリ
- 状態
- QRコード・バーコードの値
- 備考
- 仕入単価
- 納品単価
- ユーザーグループ
- 在庫数
- 発注点
- 保管場所
- 単位
ミニマム・ライトプランでは制限のあるグループタグとバリエーションの項目は除外しています。
入力例として、
- サムネイル画像に「ナットの画像」
- その他の写真・ファイルに「トラックのイラスト」
- 物品名に「入力サンプル2」
- カテゴリに「材料」
- 状態に「予備品」
- QRコード・バーコードの値「00000000」※空欄でもOKです
- 備考に「特になし」
- 仕入単価に「100」
- 納品単価に「100」
- ユーザーグループに「基本グループ」
- 在庫数に「10」
- 発注点に「5」
- 保管場所に「倉庫」
- 単位に「個」
を入力・設定しています。
これらを入力後に「登録する」ボタンを押すと下記画像のように登録されます。
ここまでで、最低限入力した「入力サンプル」と全項目入力した「入力サンプル2」を登録していますので、在庫一覧で2つの在庫データが確認できるようになります。
上記の画像のように在庫データの確認が出来たら、PCからの手動での在庫データ登録の基本的な操作は完了です。
PCからzaicoに在庫データを手動で登録してみよう
PCから手動での在庫データの登録はzaicoを利用する上で基本的な操作になり、さまざまな場面で使用することになるので、zaicoを初めて触る際にはこの操作の流れを参考にしてみてください。
在庫データは、その他の機能を利用する際にも必要になるので、zaicoを試しに使う際も何個か手動で在庫データを登録してみるといいでしょう。
また、在庫データの登録はPCから手動登録以外の方法もあり、大量のデータ登録が必要な場合は、手動登録ではない方法を試してみるといいかもしれません。
しかし、まずはzaicoの無料アカウント作成が済んだら、いくつかの在庫データの登録を手動でしてzaicoの画面や操作に慣れるために利用してみてください。