IoT重量計とは?在庫管理に利用するメリット・デメリットも解説!

「IoT」はInternet of Thingsの略。訳すと「モノのインターネット」。もう少し具体的に言うと、あるモノをインターネット回線につないでそのモノから取り出せる情報を有効活用するシステムやサービスのことを言います。
たとえばこれから紹介する「IoT重量計」がそれ。
重量計がインターネット回線でつながれているので、重量計に載せた品物の重さや個数が計量できるだけでなく、その情報がどこにいてもキャッチできるようになっているのです。
それでは今からこのIoT重量計について詳しく見ていきたいと思います。

IoT重量計とは?

IoT重量計は一言でいうとインターネット回線とつながっている重量計です。
IoT重量計は重量計に載せたモノの重さを計量するだけでなく、重さに関連する情報をネット回線で拡散することができます。そして専用アプリがあればその情報をキャッチすることができます。
そのためパソコンやタブレット、スマホなどがあり、そこに専用アプリがインストールできれば、どこにいてもIoT重量計からの情報がキャッチできるわけです。またIoT重量計にさまざまな機能を持たせれば、より多くの情報の受発信が可能となります。
IoT重量計には重さを測るだけでなく、自動的に在庫数を推定する機能をもつものもあります。このようなIoT重量計を活用すればどこにいても在庫数をより正確に把握することができるのです。
このIoT重量計を在庫管理システムに連結させれば、在庫管理の効率化を飛躍的に進められるようになります。

IoT重量計以外の在庫管理方法

IoT重量計は軽量した重さ情報をインターネットで発信する技術ですが、IoT技術を駆使することで重さだけでなくさまざまな情報をインターネットに乗せて運ぶことができます。実際にIoT機器は在庫管理にも有効活用することができます。今からIoT重量計以外でIoT機器を使った在庫管理の方法について見ていきたいと思います。

バーコード・QRコード

バーコードには会社情報、製品情報、価格情報を盛り込むことができます。QRコードならばこれらに加え、URL、メールアドレス、画像情報などを盛り込むことができます。
このバーコードやQRコードの情報はハンディスキャナーで読み取ることができますが、このハンディスキャナーをインターネット回線につなぎ、在庫管理システムと連結させれば品物の追跡ができるようになります。
つまり、品物に貼付されているバーコードやQRコードを工場の職員などがハンディスキャナーで読み取れば、その品物の情報はもちろん、いつ入出庫され、ピッキングされたか、きちんと検品・保管されているかなどの情報が確認できるようになります。また、この情報はアプリをインストールしたスマホ、パソコン、タブレットなどのIT機器からいつでもどこからでも閲覧可能となります。

RFID(ICタグ)

RFIDとはradio frequency identifierの略称で、RFタグ、ICタグ、電子タグなどとも呼ばれます。RFIDは小型の機械ですが電波を発しています。そしてバーコードやQRコードのリーダー(ハンドスキャナー)と同じようにリーダーがあり、そのリーダーで情報を読み取っていきます。
RFIDは電波を出しているので、非接触でも電波が届く範囲であればリーダーがRFIDからの情報を読み取ることができます。バーコードやQRコードを読み取る場合、リーダーを近づけないと読み取れませんが、RFIDの場合、少し離れていてもリーダーが読み取ってくれます。
RFIDではタグを一つずつ読み取る必要がなく、リーダーをかざすだけでタグを一括で読み取ることができます。そのため在庫管理に
RFIDを導入するとバーコードやQRコードに比べてより短時間で品物の読み取り作業ができるようになります。

AI画像認識

AI(artificial intelligence:人工知能)は在庫管理業務との相性・親和性が高いことが見込まれ、AIを在庫管理に応用しようとする動きは今後加速していきそうです。
現在開発が進んでいるシステムの実例としては、カメラ機能の付いているピッキングロボットが倉庫内を回り、陳列棚から品物をピッキングします。この画像情報をAIが分析し、品物の在庫状況を正確に確認してクラウド上のシステムに逐次報告するといったものが挙げられます。
こうした作業がAIの活用で順調に行えるようになれば、在庫管理の無人化は確実に進むことになります。

IoT重量計を使った在庫管理のメリット

重量計はもちろん、バーコード、QRコード、RFID (ICタグ)などのリードスキャナーもインターネット回線とつながれば在庫管理に応用できる。そしてこれこそがIoT(モノのインターネット)そのものだということをご理解いただけたでしょうか。
さて、ここからはIoT重量計に話を戻し、IoT重量計を活用することで在庫管理にどのようなメリットが出てくるかについて見ていきたいと思います。

数量を数えなくていい

重量計はそもそもモノに対して重量での換算を行う計量器です。
数を一つずつ数える作業は行いません。ある品物一個の重さがわかっていれば、その品物を数個積み重ねて重量計に乗せて計量した重さを一個の重さで割れば、わざわざ数えなくても自ずからその品物を何個積んだかが算出できるはずだという考え方をします。
この原理を応用すると、ネジなど細かいものを集めて重量計に乗せれば、一つずつ数えなくても何個あるのかがわかります。液体や粉末など数えにくいものも何ケース分、何パック分あるかがわかります。

入庫作業がラクに

重量計に情報送信機能が搭載されているIoT重量計を使うと、計量したいものを重量計に積載するだけで、自動計算で個数まで算出し送信してくれます。そしてこの情報は遠隔地にいてもリアルタイムで確認することができます。
そのため個数を一つずつ数えて記録し、事務所に戻ってから記録したものをシステムに入力するといった作業を省けるようになります。結果として、管理職員が入庫時に工場に出向く必要性が少なくなっていきます。

棚卸作業がラクに

IoT重量計をうまく使って在庫管理できるようになれば、期末に行う棚卸作業でも煩雑さが劇的に軽減されることになります。
IoT重量計で在庫管理をしているということはつまり在庫を品数でなく重量で管理しているということです。実のところ、小さな部品でも、液体でも、粉でも、かさばる紙でも重量から換算された数というのは、かなり正確なものなのです。そして常に正確な管理が行われていれば棚卸作業は簡単な取りまとめ作業で終わります。
常日頃、重量で在庫の数量を確認しておくルーチンは、実は理論在庫と実在庫の差(棚卸差異)を少なくするためのとても有効な裏技なのです。

欠品や発注ミスが減る

IoT重量計は積載重量から正確に在庫数を自動計算してくれます。その精度は非常に高いので、個数の数え間違いやバーコード、QRコード、RFID(ICタグ)で起こりがちな読み取りミスによる誤認がきわめて起こりくいというメリットがあります。
また在庫の増減を重量から厳密に計上しますので、余剰品や欠品があればすぐに認識できるというメリットもあります。
加えて受発注機能の搭載されたIoT重量計なら、在庫が減ったら自動で発注してくれるので欠品を気にしなくてよいというメリットも出てきます。

人件費が削減できる

IoT重量計を在庫管理に導入して、多種多様な形状を有するモノを重さで管理する仕組みが出来上がっていくと、自ずからモノの数量を計上する手間と時間が省けるようになります。そしてこれにより入庫作業や棚卸作業の簡易化が進んでいき、さらには欠品や発注ミスまでも激減するようになります。
こうしたことから、在庫管理に要する人手や設備を必要最小限に抑えることができ、結果として、人件費や設備費の削減へとつながっていきます。

IoT重量計を使った在庫管理のデメリット

IoT重量計を本格的に導入することになれば、従来行われた「数で管理する仕組み」が「重さで管理する仕組み」に変わっていくことになります。これにより戸惑いを感じるスタッフが少なからずいるかもしれません。また当初は不慣れな作業をすることになります。こうしたことによって現場が混乱することは避けなくてはなりません。
さらにはIoT重量計はインターネットとつながった重量計なので、装置内部のどこかに故障が生じたり、ネットワークが機能不全に陥ったりした場合、混乱が生じるおそれがあります。

IoT重量計はメリット大

IoT重量計は重さから品物の個数を換算し、その数に基づき管理するという仕組みを持つものです。多くの人は品物の個数は数で管理するものだという認識があるため、最初は戸惑いがあるかもしれませんが、慣れると非常に無駄がなく正確であることに気づきます。IoT重量計は使い続けることでメリットを実感できるものなのです。

株式会社ZAICOが開発・販売しているZAICONは最大50kgまで計測できるIoT重量計です。
ZAICONで計測された重さ情報がアプリケーションで処理され、それがクラウドに同期されることによってZAICONで計測された在庫数をアイフォンやアンドロイドから確認することができます。
なお、ZAICONは重量計3台まで使える基本プランの場合、月額13,717円(税込)から利用できます。
(参考)
https://zaicon.zaico.co.jp/

在庫管理・棚卸をカンタンに!「クラウド在庫管理ソフトZAICO」

IoT重量計ZAICONは物品を計量器に載せるだけで自動での在庫管理を可能にするシステムですが、「重量計だけでは在庫管理できない」、「バーコード、QRコード、RFIDなども組み込んだ在庫管理システムを導入したい」という方には株式会社ZAICOの「クラウド在庫管理ソフトZAICO」をおすすめします。

ZAICOではスキャンリーダーからのバーコード、QRコード、写真などの登録を行い、読み取られた情報はZAICOのクラウドシステムに直ちにアップロードされます。
品物の情報や受け渡し履歴はパソコン、スマホ、タブレットから追跡・確認することが可能となっており、かつデータは複数人で、同時に閲覧することができます。
ZAICOのサービスは無料のものからあり、ビジネスベースの有料プランでも9,800円と比較的安価であることから、現在12万人のユーザーが利用しています。

ZAICO