歯科医院の開業を考える場合、開業するためには必要なものを確認することが大切です。
設備関連だけではなく、ホームページや消耗品、はてにはスタッフの教育までさまざまなことやものが歯科医院の開業に必要なものといえるでしょう。
歯科医院の開業に必要なものは何か、歯科医院の開業に必要なもの一覧を確認していきましょう。
歯科医院の開業に必要なものを知る重要性
歯科医院の開業には、資金や設備、さらには物件など開業するために必ず必要となるものから、診察券や歯ブラシ、ピンセットなどの消耗品まで、重要度は異なるものの必要なものが多くあります。
開業後も安定的に経営を続けるためには必要な物資が整っていたり、絶え間なく患者が通院してくれる環境を整えることだったりと、さまざまです。
そのため、歯科医院の開業前に何が必要なのか知ることはとても重要なことだと言えるでしょう。
どういったものが歯科医院の開業に必要なものなのかをあらかじめ知っておけば、開業後に焦ることもありませんし、前もって準備しておくことで余裕をもった状態で開業を進めることができます。
歯科医院に限らず開業をする際は、余裕をもって準備を整えていた方が、円滑に進めやすくなるでしょう。
少しでも滞ったり不足分が出たりすることがないように、あらかじめ開業するために必要なものを確認して備えましょう。
歯科医院の開業に必要なもの:最重要項目
歯科医院を開業するために、重要なものにはどのようなものがあるのでしょうか。
ほかが揃っていたとしても、これがなければ開業できないとされるものなので、確認しておきましょう。
歯科医院の開業に必要なものの中でも重要度が高いものを確認していきましょう。
物件
歯科医院の開業を考えている場合、まず物件を見つけなければなりません。
新しく歯科医院を建てるか、どこかのテナントを借りて歯科医院を開業するか、どちらかの方法を選ぶ必要があるでしょう。
新しく建てるのであれば土地から探す必要があるため大変ではありますが、建物も土地も資産になるメリットがあります。
一方、テナント等を借りて賃料を支払って開業することを考えている場合は、開業資金は安いものの資産にはなりません。
場所や広さによっては見合わない賃料を支払う必要も出てくるので、どのような物件で開業するのか、メリットとデメリットから考える必要があるでしょう。
また、物件がよくてもエリアによっては歯科医院が向いていないこともあります。
例えば、ファミリー向けの歯科医院を開業したいのであれば住宅街に建てたほうが良い場合もあります。
この場合、街中に良い物件があったからと言う理由で開業した場合、患者の集客率は下がってしまうかもしれません。
このように、物件は今後の経営を安定的に続けられるかどうかを考える重要な指針ともなります。
資金
開業をする場合、開業資金もしっかりと準備しなければなりません。
一般的に歯科医院を開業するためには5,000万円程度必要とされています。
しかし、銀行などから融資をうければ、手持ちとして1,000万円あれば開業することが可能です。
また、できるかぎり初期投資を抑えたい場合は医療機器を購入するのではなくリース契約をしたりなど、出費の節約を工夫することもできるでしょう。
さらに、開業資金はどのように開業するかによっても金額が異なります。
テナントの場合は5,000万円で収まったとしても、新しく建てて開業する場合は1億円必要となることも考えられるでしょう。
どのような開業方法をとるのか、どのような設備を整えるのかによって必要となる資金額は異なるので、具体的な計画を立てることが大切です。
届出等の書類
歯科医院を開業するには、以下の書類を提出する必要があります。
- 歯科診療所開設届
- 保険医療機関指定申請書
- 労災保険指定医療機関指定申請書
歯科診療所開設届とは、歯科医院を開業する際に提出する必要がある書類で、保険医療機関指定申請書とは社会保険で治療をするために必要な書類です。
労災保険指定医療機関指定申請書とは、歯科医院で働いていたスタッフがけがや病気になった場合、治療費をしっかりと受け取ることができるような制度を整えるために必要な書類となります。
どれも提出しなければ歯科治療を行うことができないので、わすれずに提出してください。
また、どの書類も開業してから10日以内に既定の場所に提出する必要があります。
歯科医院の開業に必要なもの:設備や業務ツール
歯科医院を開業する場合、営業を安定的に継続するためには設備や業務ツールをあらかじめ整えておく必要があります。
歯科医院の開業に必要なものの中の設備や業務ツールを確認していきましょう。
機材
歯科医院の開業をするためには、歯科治療に必要な機材を揃える必要があります。
おもに、歯科治療に必要とされる機材は以下のとおりです。
- 歯科ユニット
- コンプレッサー
- 歯科用のレントゲン
- 光照射器
- 洗浄機
ほかにも、バキュームなどの機材も必要です。
歯科治療をするためには専門機器が必要なので、歯科医院の方針にあわせた機器をあらかじめ準備しておきましょう。
業務に必要なツール
歯科医院の営業を続けるために必要なツールを、開業前に揃えておくことも大切です。
業務に必要なツールとはたとえば以下のようなツールのことを指します。
- 在庫管理ツール
- 予約アプリ
- シフト管理ツール
どれもアナログで行おうとおもえば行える業務ではありますが、スタッフの数や患者が増えてきた場合、アナログで行うと業務が滞ることもあります。
そうなると、新しいデジタルツールを導入することになりますが、忙しい中で新しいツールを覚えるのは時間もかかりますし大変です。
事前にデジタルツールを導入しておけば新しく操作方法を覚える必要もないので、どんなツールが必要となるのか事前に洗い出すことも必要となります。
備品・消耗品の準備
備品や消耗品の準備を事前に準備しておきましょう。
たとえば、ゴム手袋や歯ブラシ、ピンセットなど歯科治療に必要な小型の消耗品のことです。
ほかにも、業務を進める上で必要となるマスクやボールペンなどの備品も準備することが大切です。
歯科医院を開業するとなった場合、歯科治療だけではなく事務作業や受付なども行わなければなりません。
これらの業務も円滑に進めることで、歯科医院の営業が安定的に続きます。
営業するためにはどんなものが必要なのか、しっかりと確認しておきましょう。
治療以外の物品の準備
歯科医院を開業するに当たり重要なのは、営業するためには歯科治療以外のことも行わなければならないということです。
たとえば、診察券の準備、問診表を書くための筆記具の準備、さまざまな物品の準備が必要となるでしょう。
細かい部分ではありますが、こういった治療以外の物品の準備も事前におこなうことで、開業後の業務も円滑に進められます。
まずは、どのように開業するか、開業した後はどのように営業を進めるのかイメージすることが大切です。
歯科医院の開業に必要なもの:あった方が良いもの
歯科医院を開業する際、最低限必要なもの以外にも準備しておいた方が良いものもあります。
歯科医院を開業するのに必要なものとして、よりあったほうが良いものを確認していきましょう。
スタッフ
開業するためには、ある程度の歯科衛生士は準備しておいた方が良いでしょうが、それ以外にも受付や在庫管理担当、経理担当などの業務担当者のスタッフを採用したほうがいいかもしれません。
すべての業務を自分だけで行うのであれば、必要最低限の歯科衛生士を採用するだけで良いかもしれませんが、業務を円滑に進めたいと考える場合、全ての業務を自分一人で行うのは大変です。
歯科治療に専念したほうが患者の満足度も高まりますし、業務が滞ることで患者を待たせて不満を募らせてしまえば患者も減ってしまい本末転倒となるでしょう。
円滑に業務を進めるためにも、必要な数のスタッフを用意することが大切です。
ホームページ
患者を増やすためにも、ホームページを作成しておきましょう。
ホームページを作成しておけば患者の目に留まり、通院してみようかと考える人も増えます。
ネットで歯科医院を探す人も増えているので、ホームページを作成することは経営戦略の一つと考えても良いです。
また、予約もネットからできればなおさら通いやすいと考える人もいるでしょう。
ホームページを作成する場合は、ネット検索をしてすぐに発見できるように、集客やSEO対策を行う必要もあります。
自社内で担当者を決めるか外注するかは歯科医院の方針次第ですが、経営を続けるためにも、ホームページ担当者を決めることも必要となるでしょう。
チラシ
必ずしもチラシを作る必要はありませんが、チラシを見ることで通院を決める人もいます。
たとえば、チラシにクーポンなどをつけておけば捨てられる割合も下がりますし、意味のあるものになるでしょう。
開店前は情報も少なく、開店することを知らない人も多いです。
患者が来なければ歯科医院の経営を続けることはできないので、集客の目的のためにもチラシを準備しておくのも良いでしょう。
診察券
通院する患者のためにも、開店前までには診察券の準備をしておきましょう。
診察券は、カード型や紙などさまざまな形で作成することが可能です。
どのような形で作成するか決めた後は、印刷会社に発注し大ロットで印刷するようにしましょう。
デザインを描けるツールを持っている場合は自作で行っても良いかもしれませんが、デザインツールなどを持っていない場合は外注するしかありません。
外注にも費用が発生するので、予算を決めてから依頼するようにしましょう。
歯科医院の開業に必要なもの:そのほかのポイント
歯科医院を開業する場合、ほかにも準備しておくべきポイントがあります。
歯科医院を開業するのに必要なものとして考えておいたほうがいいその他のポイントを確認していきましょう。
スタッフの教育
歯科医院を経営するために必要なのは、歯科治療に関するテクニックだけではありません。
患者と話すコミュニケーション力や、受付での対応の仕方など、人が不快に感じない接し方も身に着ける必要があります。
どれだけ歯科治療の腕が良くても、受付や歯科衛生士の対応が悪いと患者は通うことをやめてしまいます。
「この歯科医院に通院しよう」と考える決め手となるのは、どちらかというと治療の腕ではなくスタッフの対応です。
歯科医院は数が多いので、差別化をはかるためにも、細かい部分に力を入れることも必要となるでしょう。
テクニックの向上
いくら歯科医の治療が良くても、歯科衛生士のテクニックが悪いと患者も不満に感じてしまいます。
とくに、歯科衛生士はクリーニングなどを担当するため、痛みを感じるようだと「あそこの歯科衛生士は痛いから通いたくない」と感じてしまう患者もいるかもしれません。
少しでも痛みを感じさせることなく治療ができるように、開業前にしっかりとテクニックの向上に向けた研修などを行うと良いでしょう。
また、開店後もつねに練習ができるように練習の土台を整えることも大切です。
在庫管理
歯科医院では、ピンセットやゴム手袋、マスクなどから、治療に使う薬品までさまざまな消耗品が存在します。
これらの消耗品を管理もせずに放っておくと、棚卸や決算の時期に計算ができず混乱してしまうでしょう。
開業するとなると、売り上げをしっかりと計算することも大切となるので、在庫管理について徹底することが大切です。
営業が始まれば、在庫管理のような業務の体制を整えながら営業を続けるのは困難なので、できる限り開店前までには体制を整えておきましょう。
たとえば、在庫管理ツールをあらかじめ導入しておき、事前に使い方を学んでおくことで開店後もスムーズに在庫管理を行うことができます。
どのように在庫管理していきたいと考えているのかに合わせて、導入すべきツールを検討しておきましょう。
属人化させないシステム作り
歯科医院の経営を続けるにあたって、属人化してしまう業務があると、スタッフのストレスもたまりますし職場の雰囲気が悪くなってしまいます。
属人化は全体的な人手不足を慢性化させてしまいますし、なによりも不備が生じていた場合事前に気づくことができません。
トラブルを引き起こしてしまう可能性も高いので、属人化させないようなシステムを作ることが大切です。
たとえば、在庫管理などは在庫管理用ツールを使用することで見える化すれば属人化を防ぐことができるでしょう。
アナログなシステムだと、どうしても属人化してしまうので、デジタル化できる業務はデジタル化することも念頭に置いておく必要があります。
歯科医院の開業に必要なものとしてもzaico
歯科医院の開業にむけて準備する場合、属人化を防ぐためだけではなく、必ず必要となる棚卸しを効率よくするためにも「クラウド在庫管理システムzaico」をご検討ください。
個人で開業する場合は、在庫管理に関しては避けては通れない業務ですし、在庫管理方法を間違えると売り上げにも直接繋がってしまうので重要な業務といえます。
少しでも効率よくミスなく在庫管理を行うためにも、多くの歯科医院で利用されているzaicoを導入し、在庫管理の効率化や簡略化を進めてみてはいかがでしょうか。
これから歯科医院の開業を考えている、歯科医院の在庫管理の改善や見直しやシステム導入を考えている場合、まずはお気軽zaicoにご相談ください。


