在庫管理を挫折しないために。壁を乗り越える その3

在庫管理アドバイザーの岡本です。

在庫管理をはじめよう!と思っても挫折する人が

かなり多いようです。

前回に引き続き、在庫管理を挫折しないために。在庫管理の壁に

なっている事を乗り越える方法をお伝えします。

 

今回は運用についてお伝えします。

 

「さあ、システムでやろう!」と決めると、急に意気込んで、会社様は非常に多いです。

「全商品を登録する!」と。

 

実はこれ、一番失敗するパターンです。

登録する途中で挫折してしまいます。

 

まずは、数~数十点から始めてみてください。

この時、どんな商品を選べばいいか、コツをお伝えします。

 

  1. 部署ごとの管理があれば、やる気のある部署です。(やってほしい部署ではないので注意!)
  2. よく流れているもの(入出庫頻度が高いもの)を選択する
  3. 特殊な流れ方をするもの(例えば、自社でも消費するなど)を選択する。

これだけでOKです。

運用で試さなければいけないのは、「流し方を固める」ためです。

考えた運用(流し方)が最初からうまくいくことはまずありません。

 

在庫=入庫ー出庫

 

つまり、入庫と出庫が正しくできなければ、在庫管理で最低限で

絶対に必要な在庫数が合いません。

 

今までやっていなかったのに、すぐにできるようになるはずも

ありません。

入庫・出庫が通常業務になる「慣れ」が必要です。

 

そして、入庫・出庫処理では、必ず、事前では想定していなかったことが起こります。

それを実際に流してみて、確認するのです。

 

運用を始めるうえで、大切なことはお金と結びつけないことです。

お金と結び付けた瞬間に厳密な管理を求めらえるようになるので、

そもそも「流し方を固める」という目的にそぐわなくなります。

 

最初から欲張らずにシンプルに小さく始めることを心がけると

良い仕組みになりますし、安いシステムで済みます。

 

世の中には高いシステムがたくさんありますが、

セミナー参加者の声、個別相談、お客様のご支援をしていて

実際に使いこなせているのが少ないように思います。

 

導入に数千万円かけたソフトでも、現場では単なる

伝票発行ソフトになっていることも珍しくありません。

 

高いお金を払ったから・・・

契約期間が切れるまでは・・・

と仕方なく使っている企業様も多いように思います。

 

運用をしっかりと固めれば、高いお金を払う必要が

ないことに気づきますし、シンプルなシステムで十分だと

いうこともわかります。

 

在庫管理を何度やってもうまくいかない・・・

何度も挫折している・・・

在庫管理に関するお悩み・ご相談は、在庫管理の専門家が運営する在庫管理の総合窓口

「在庫管理110番」までお気軽にどうぞ!

在庫管理110番