在庫回転日数で会社の状態が分かる

前回は、在庫回転率についてご説明しました。

ただ、在庫回転率だとどうしても実感が湧かない・・・

それは単なる割合だからです。

 

在庫回転日数にすると、より身近になり、課題を感じられるようになります。

在庫回転日数の公式は、

在庫回転日数 = 期間 ÷ 在庫回転率

前回の例から、在庫回転日数を求めてみましょう。

  • 期首在庫(4/1時点)   :50,000円
  • 期末在庫(翌3/31時点):150,000円
  • 売上原価(4/1~翌3/31):400,000円

 

この場合、期間は1年ですから、日数は365日。

在庫回転率は4でした。

この会社の在庫回転日数は、

365÷4=91.25(日)

ここから分かるのが、この会社は91.25日分の在庫を持っている

ということです。

仮に、この会社の商品が1種類であれば、

あと、91日は仕入れが無くても大丈夫ということが分かります。

在庫回転日数を出すことによって、将来の見通しつけることができます。

 

経営的に見ると、91.25日分の在庫が滞留していることになります。

在庫はお金ですから、約91日分のお金を寝かしているといえます。

これは、経営的に見て良くないですね。

ここで、でてくるのは適正在庫です。

91.25日分という在庫が会社として適正かどうか?

ということを次に考えます。

 

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