棚卸は精度が先か、スピードが先か?

在庫管理アドバイザ-の岡本です。

 

今回は棚卸についてお話いたします。

 

在庫管理において在庫の精度が最も大切なことは、前回の記事でお伝え

させていただきました。

 

在庫の精度を確かめる手段になるのが棚卸です。

棚卸を行う際、お客様にお伝えする棚卸の合言葉があります。

「漏れなく、ダブりなく、正確に、そして早く」です。

 

多くの会社では、残念ながら棚卸の本質を理解できておらず、

棚卸が棚卸の機能をはたしていません。

 

まず、棚卸とは、ある時点の会社の資産(ここでは在庫)を

確定させる作業です。

 

正確に数える事はもちろん大切です。

ただ、棚卸に数日かけていたり、他の作業をしながら片手間で

棚卸をするのは好ましくありません。

 

なぜかというと、在庫が動いてしまうからです。

数日間かけたり、他の作業をしながら棚卸をすれば、その間に入出庫や移動が発生するでしょう。

 

もう一度言いますと、棚卸は、ある時点の資産を確定させる作業です。

「ある時点」というのが最も大切なキーワードです。

例えば、月末の在庫を確定(ここではある時点は月末)にも

関わらず、月末から翌月にかけて3日間棚卸をすると何が起こるでしょうか?

月初に数えた在庫は、本当に月末の在庫と言えるでしょうか?

 

すべての在庫を正確に数えようとして時間をかけたとしても、

それは「ある時点」の在庫ではない可能性があるため、その時点で数えた数量

自体が怪しい。と言えるのです。

数日間かけて、実施した棚卸は単なる在庫確認になってしまい意味を成しません。

在庫確認は無駄な作業の代表ですから、やるべきではありません。

 

棚卸は精度かスピードかと言われたら、私は断然スピードをとります。

スピードも精度に含まれるからです。

 

棚卸の精度と時間を改善しようとするときは、まず棚卸時間の改善を

考えることをお勧めします。

 

棚卸の時間短縮には、整理・整頓といった事前準備の徹底のほかにも、

棚卸作業のスピードを上げるハンディターミナルの導入が有効です。

ハンディターミナルを導入すれば、

  • 品番の手書き
  • 在庫表から目標の品目を探す
  • PCへの転記

といった作業が一気に無くなります。初期投資を伴いますがおすすめです。

ただ、ハンディターミナルは1台20~30万円ととても高額です。

10人分揃えると、あっという間に300万円に・・・

ZAICOであれば、お手元のスマートフォンがハンディターミナルの機能を

果たしてくれるので、導入コストを抑えられます。

正確な棚卸、在庫精度は会社経営の強い基盤になります。

 

棚卸の精度を上げたい、時間を短縮したい、どうしても数日間かかってしまう・・・

という場合は、棚卸の計画から実務までに精通した在庫管理110番にご相談ください。

在庫管理110番