歯科医院開業の流れとは?歯科医院開業の基本の流れや開業のポイント

歯科医院を多く目にすることはありますが、歯科医院の開業の流れをしっかりと理解している方は少ないかもしれません。

歯科医は比較的開業しやすい部類とされることがありますが、歯科医院に限らず、開業するとなると届出の提出や物資の調達などやるべきことは多くなるものです。

歯科医院開業の流れはもちろん、歯科医院を開業する際に必要なものやポイントを確認していきましょう。

歯科医院を開業する基本的な流れ

歯科医院を開業する際はどのような流れになるのでしょうか。

歯科医院を開業する基本的な流れを確認していきましょう。

開業に向けた動きをする

歯科医院を開業する際は、退職をしなければいけないこともあるでしょう。

働きながら準備をすることもできますが、開業に向けてどちらが良いかを考えて動くことが重要です。

開業には、1年ほどは準備にかかると考えておいたほうがいいので、開業の意思が固まっている場合は、なるべく早く退職の意向や開業の予定を伝えておくといいかもしれません。

どんな歯科医院にするか決める

歯科医院を開業する場合、どのような歯科医院にするのかコンセプトを決めましょう。

たとえば、ファミリー向けにするのか、それともホワイトニングなどの美容向けにするのかなどです。

コンセプトを決めなければ、歯科医院の方針が決まりませんし、歯科医院を開業するエリアを決めることもできません。

まずは、どんな歯科医院をするのか方針を決めることを優先させましょう。

どこで開業するか場所を決める

歯科医院のコンセプトや方針を決めた後は、開業する場所を決めましょう。

もしもファミリー向けにしたい場合は、住宅街に開業した方が良いですし、ホワイトニングや矯正治療などの美容向けの治療をしたい場合は街中など人が多く訪れる場所で開業した方が良いでしょう。

歯科医院の方針やコンセプトに合わた場所に開業することで、患者を増やすことができます。

開業しても患者が増えなければ経営を続けることができませんので、安定的に患者が通えるような場所を見つけるようにしましょう。

資金調達について考える

歯科医院のコンセプト、開業場所を決めたあとは資金調達について考えましょう。

一般的に開業に必要な資金は5,000万円程度と言われていますが、基本的に自己資金として必要なのは1,000万円程度です。

他4,000万円は融資を受けることができるので、どのくらいの資金があれば開業できそうなのか計算した上で、資金調達について考えましょう。

病院の内装や外装を決める

開業にあたり、歯科医院をあらたに建てる場合は病院の外装を決める必要があります。

ファミリー向けの場合は、子供も通院することを考えた上で親しみやすい外装にした方がよいかもしれませんし、コンセプトや客層に応じて内装や外装は工夫できます。

内装に関しても同様で、どの層にむけた歯科医院なのか方針を決めた上でデザインを決めることが大切です。

必要な設備を準備する

歯科医院を経営するにあたって、必要となる設備を準備しましょう。

治療がメインの歯科医院では、以下のような器具が必要となるはずです。

  • 歯科ユニット
  • 歯科用のレントゲン
  • バキューム
  • レザー装置

ほかにも、治療に必要となるピンセットや鉗子類などの準備も必要です。

治療にあたってなにが必要なのかあらかじめ洗い出し、準備にかかる資金を計算しておきましょう。

必要な備品や消耗品を準備する

歯科医院を開業するとなると、治療以外の面でも必要なものが増えます。

たとえば、カレンダーや診察券、紙コップなどです。

また、スタッフが使用するボールペンやマスクなども消耗品として存在します。

歯科医院の経営には、患者の治療だけではなくこういった消耗品を蓄える必要もあり、在庫切れが起きないようにしっかりと管理することが大切です。

運営に必要な部分を整備する

歯科医院の経営をつづけるためには、歯科治療を続けるだけでは安定しません。

経理や事務、在庫管理などの業務も管理しなければならない大切な部分です。

すべて自分一人で進めることができれば経費も抑えられますが、安定的に経営をするためにも運営に必要な部分を確認し、環境を整えることが大切です。

採用活動を進める

開業の準備が整ったら採用活動を進めましょう。

採用すべき人材は、以下のとおりです。

  • 歯科衛生士
  • 受付
  • 経理
  • 事務員

歯科衛生士が受付をおこなうこともありますが、受付と歯科衛生士は別で採用した方が、仕事の分担ができるので良いかもしれません。

また、採用活動を進めるときまでには、給料の計算もしておいたほうが良いでしょう。

月に人件費がどれくらいまでなら黒字経営が成立するのか、考えながら何人雇うのか決めていくことが大切です。

ホームページなどを作成する

歯科医院のホームページやチラシなどを作成し、営業活動を行いましょう。

歯科医院の開業の準備が整っても、肝心の患者が来なければ経営は成り立ちません。

しっかりと患者が通ってくれるような、通院したいと思ってもらえるような経営を行いましょう。

また、ホームページを作成する場合は、サイトを外注することになるかもしれません。

外注する場合は、別途費用が発生することも念頭に置いておきましょう。

歯科医院開業の流れで重要なポイント

歯科医院の開業の流れで重要なポイントはどのような部分なのでしょうか。

歯科医院開業の流れで重要なポイントを確認していきましょう。

歯科治療以外に必要なものは揃えているか

歯科医院の開業にあたって、もっとも重要なのは在庫切れや物品不足が起きていないかです。

歯科医院では治療以外にも物品や備品が多く必要になります。

待合室やトイレなどに必要な備品もありますし、スタッフが利用する場所に必要な備品もあるでしょう。

治療に関わる部分は見落としが少ないかもしれませんが、それ以外の部分も開業の場合は考えないといけないので、必要なものを揃えられているか慎重に確認しましょう。

スタッフの数は充分か

スタッフの数が充分でないと、無事に開業することはできません。

スタッフとは歯科衛生士や歯科医の数だけではなく、以下のスタッフも含まれます。

  • 事務
  • 受付係
  • 会計
  • 在庫管理担当

1日に何人の患者を受け入れるか、どれくらいの規模でおこなうのかに合わせて、スタッフの数をみたしましょう。

雑務を歯科衛生士が担う場合もありま明日が、一日に多くの患者を受け入れる場合、受付や在庫管理などの業務を歯科衛生士に兼業させることは大変です。

運営してみてわかる部分もあるでしょうが、円滑に業務が進むようにスタッフを揃えておきましょう。

一日の流れについて理解しているか

開業を進めるためには、一日をどのような流れで過ごすのか理解することが大切です。

たとえば、患者を受け入れたあと、どのように受付をしてどのような流れで施術するのかなどを把握しておきましょう。

一日の流れについて理解しないままに開業すると、業務が円滑に進まず患者も不満を抱えてしまいます。

開業したあとはこれからも経営を続けていく必要があるので、患者が通いたいと思えるような業務を行っていくことが大切です。

そのためにも、まずは一日の流れについて理解しておきましょう。

書類は全て提出しているか

開業にあたって必要な書類を全て提出しているか確認しましょう。

歯科医院を開業するにあたって必要な書類は、以下のとおりです。

  • 歯科診療所開設届
  • 労災保険指定医療機関指定申請書
  • 保険医療機関指定申請書

歯科医院を開業するにあたって、まずは歯科診療所開設届を厚生局に提出することが大切です。

どれも歯科医院を開業するにあたって重要な書類なので、忘れずに提出してください。

資金計画はゆとりがあるか

資金計画をする際、ギリギリの資金内で計画を立てるのではなく、ゆとりをもって計画を立てましょう。

融資をうける場合はたしかに借金という形にはなりますが、ゆとりをもった資金計画をしなければ給料が支払えなかったり、設備が整わず患者を受け入れられなかったりなど、さまざまな不備が生じてしまいます。

最初はゆとりをもった資金計画で経営を進めた方が経営もしやすいので、しっかりと計画をたてることが大切です。

事前にリサーチはしているか

歯科医院を開業する場合、開業する場所のリサーチなどは充分か確認しておきましょう。

ファミリー向けにしたい場合は、住宅街に開業した方が良いので、もしもファミリー向けの歯科医院を開業したい場合は、歯科医院のまわりがどのような街並みとなっているのかリサーチすることが大切です。

また、周辺に歯科医院がないかどうか、競合他社のリサーチもしなければなりません。

ほかに歯科医院があったとしても、差別化すれば患者も来る可能性はあるので、どのような歯科医院があるのか、しっかりとリサーチしましょう。

在庫管理などの業務内容の方針は決めたか

歯科医院を経営するにあたって、業務内容の方針を決めたのか確認しましょう。

たとえば、在庫管理は誰がするのか、どのようにするのか、具体的な内容は開業する前に決めた方が良いです。

経営がはじまればそのような業務を見直す時間を確保するのが難しく、決まりがないまま行ってしまうことになるかもしれません。

開業前に業務関連の流れについてしっかりと把握した上で、開業準備を進めましょう。

歯科医院開業の流れに在庫管理を含めたほうがいい理由

歯科医院の開業の流れを確認する場合、在庫管理についてもしっかりと確認をした方が良いかもしれません。

歯科医院の開業の流れに在庫管理を含めたほうがいい理由を確認していきましょう。

今後の売り上げに在庫管理は必要となるから

売り上げはどれだけ患者がきたのかを計算するだけではなく、消耗品などの納品や消耗した数なども含めて行うものです。

そのため、今後の売り上げの計算には在庫管理の結果も必要となります。

在庫管理を正確に行わなければ売り上げの計算に不備が生じてしまい、確定申告などで問題が起こることも考えられるでしょう。

そのため、在庫管理はあらかじめ確認しておくことが大切となります。

消耗品の管理も売り上げに繋がるから

消耗品の管理も売り上げに直接繋がるものになるので、開業する前にしっかりと在庫管理の方法を確かめることが大切です。

たとえば、消耗品を使った場合どのように管理するのか、消耗品を納品した場合はどのように管理するのかなど、しっかりと確認しておきましょう。

開業前は開業準備などで忙しいかもしれませんが、業務が始まる前よりは時間があるはずです。

時間がある内にしっかりと在庫管理の流れや方法を確定し、開業してからもスムーズに在庫管理ができるように準備しておきましょう。

在庫管理や棚卸も業務の一環となるから

歯科医院を開業したからといって、ただ患者に施術を行えば良いわけではありません。

在庫管理などの業務も行うことで、歯科医院の経営は続けられます。

毎日なにかしらの消耗品を使うことになりますし、医療業界において在庫不足は避けるべき事態です。

歯科医院の経営を安定的に続けるためにも、在庫管理の確認は怠らないようにしましょう。

また、資産管理のためには棚卸も避けて通れませんので、物品や備品を適切に管理できているかどうかは、日々の運営だけでなく経営面でも大きく影響します。

開業した歯科医院での在庫管理にはzaico

歯科医院での在庫管理を考える場合、「クラウド在庫管理システムzaico」の利用を検討してください。

zaicoは、クラウドで管理ができる在庫管理システムで消耗品等の多い歯科医院でも、ミスなく在庫管理を進めることができるでしょう。

歯科医院を開業する場合、どこに開業するのかどんなコンセプトで経営するのかなど、確認すべき事項はたくさんありますが、在庫管理も重要な確認事項です。

歯科医院の経営を安定的に続けたい、多くの消耗品をミスなくしっかりと管理したいとお考えの場合は、zaicoにお気軽にご相談ください。

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